ポケモンセンター出張所ができるまで
幅広いスキルと経験で、
期待を超える体験をプロデュース
新卒で入社し、現在はイベント企画部所属のK.Kさんは、ポケモンセンター出張所をメインに担当しています。ポケモンセンター出張所はどのようにして出店されているのか、プロジェクトの裏側やK.Kさんの想いをご覧ください。
「ポケモンの世界観をオフラインで体感していただく場所」をつくる仕事に
人々を楽しませるエンターテインメント性を感じた
ポケモンセンターへの入社の決め手は、何でしたか?
就職活動は、もともと、ゲーム・イベント・おもちゃなどのエンタメが好きだったため、エンタメ企業を中心に見ていました。
ポケモンセンターに注目したきっかけは、学生時代にアルバイトをしていた縁もあり、あらためて就職先として意識したときに、ポケモンセンターの「ポケモンの最新情報を発信し、ポケモンの世界観をオフラインで体感していただく場所」としての役割に、エンタメ企業として唯一無二の魅力を感じ、応募しました。
他の企業も数社受けていましたが、数百人〜数千人いらっしゃるような混雑時のお客様対応・店舗運営をやり切ったときの達成感や、ポケモンセンターに自分のことをよく知ってくれている社員がいたこともあり、最終的に入社を決めました。

初めて「ECサイト運用」を経験し、
店舗と本社、両方の仕事の背景が分かるように
入社2年目で初めて「ポケモンセンターオンライン」の運用を担当されたそうですね。
はい。1年目はポケモンセンタートウキョーDXに配属され、2年目にECサイトを運用する部署へ異動しました。
ECサイトの運用業務は専門的で、何も分からないところからのスタートでしたが、1つの商品を登録する業務をとってもいくつもの工程があること、周囲を巻き込み準備を計画的に進める重要性を学びました。
また、本社で働くことで、いろいろな部署の社員と関わることができ、どんな仕事をしている人がいるのかを知れたことは、大きな収穫となりました。特に、商品に関するマネジメントを行う部署と連携することが多く、その部署がどういうことを考えて仕事をしているかのイメージができるようになりました。
入社3年目で「ポケモンセンタートウキョーDX」の店舗へ戻ったとき、入社1年目の感覚とはどんな違いがありましたか?
店舗業務・本社業務それぞれの仕事を経験できたため、本社から企画が下りてきたときも、店舗に依頼するまでのストーリーが想像できるようになり、視座が一段高くなりました。「自分の店舗に落とし込んだときに、どんな動きになるか」「事前に本社と何を調整しておかないといけないか」など、次の動きを先回りして動けるようになったため、店長のサポートや、周りを巻き込んで調整・進行する業務を中心に行っていました。

イベント企画運営能力が問われる!
これまでのスキルをフル活用するイベント企画部の仕事
現在在籍しているイベント企画部は、どのような部署なのでしょうか?
イベント企画部は、ポケモンセンター出張所を中心に、ポップアップストアやイベント物販の企画を行っています。
メインで担当しているポケモンセンター出張所は、ポケモンセンターがないエリアにポケモンを届けるポップアップストアです。初めてポケモンに出会う機会になるお客様も多くいらっしゃるため、最初のタッチポイントとしていかに盛り上げられるかを大事にしています。
実際に、K.Kさんはどんな仕事をしていますか?
ポケモンセンター出張所を中心に、企画・運営の全工程を進行管理するPM(プロジェクトマネージャー)の役割を担っています。
「何をいつまでにやるか」のスケジュール管理や「期日までにタスクが対応ができているか」進捗確認をしつつ、社内外の関係者との調整や運営時の店舗オペレーション想定など、まさに今までのスキル・経験を総動員させてプロジェクトを進行しています。

ポケモンセンター出張所ができるまでのタスクは、どのようなものがあるのでしょうか?
1回の出店にあたり全体でかかる期間は3~4ヵ月。その中で、ショッピングモール様や百貨店様・物流業者様・内装業者様・人材業者様との調整、コンセプト策定、商品選定、会場内外の装飾、スタッフ研修など、多岐にわたるタスクを進行します。
ポップアップならではの仕事だと、会場図面を見て店内のレイアウトやスタッフ・お客様の動線を確認するほか、陳列棚や商品などの搬入工程の管理などがありますね。搬入工程の管理ひとつとっても、ただ順番を決めるだけだと、会場や倉庫にうまく入りきらなかったり準備がスムーズに進まなくなったりしてしまうので、店舗で培った経験を生かし、解像度を高くして搬入工程を決めています。

お客様のご期待を超えるポケモン体験を届けるために
ポケモンセンター出張所を企画する際、どのようなことを考えていますか?
お客様のご期待を超えるポケモン体験を届けることを、常に意識しています。
最初のコンセプトをつくる段階では、出店エリアによってお客様の傾向や地域特性などが変わるため、特徴を考慮してコンセプトを決めていきます。例えば、香川県ならヤドン、岩手県ならイシツブテといった「推しポケモン」のいる地域では、その地域の「推しポケモン」をメインに据えた商品ラインナップにしたり、アプリ『Pokémon Sleep』とコラボレーションをしたときは、カビゴンを呼んでグリーティングイベントをしたりと、地域特性やポケモンのコンテンツと掛け合わせてコンセプトをつくっていきます。
コンセプトが決まったら、「どんなイベントを入れたら喜んでもらえるだろうか」「どこにどんな装飾をしたら華やかに見えるだろうか」などと、お客様が来てくださった様子を想像しながら、コンセプトに沿って具体的な計画を決めていきます。

ポケモンセンター出張所のプロジェクトを進める上で、大切にしていることは何ですか?
たくさんの社外の方にご協力いただく場面が多いため、私たちがポケモンブランドを守る上で「どんなことを大切にしているのか」を、最初にしっかりと丁寧にお話しさせていただいています。
例えば、ポケモンのぬいぐるみを並べる際、少し雑でも素早く多く品出ししたほうが売上や効率は良いはずです。ですが、ぬいぐるみをポケモンの世界で生きる生き物として丁寧に扱い、ポケモンが正面を向いていてきれいに並んでお客様をお出迎えするほうが、ワクワクしていただけると思うんですよね。
そういった準備ができる時間を確保できるよう、関係者の皆様には、通常の設営が1営業日のところを2〜3営業日に延ばしていただくなど、さまざまな面でご協力いただいたり、期間中接客をしてくださるスタッフの方には、品出し方法を始め、ポケモンブランドを守る上で大事なレギュレーションの対応をお願いしたりしています。
関係者の皆様にお願いをする際は、「私たちが何を大事にしていて、なぜそれが必要なのか」を丁寧にお伝えし、ご納得いただいた状態で進めることが、最終的に「ポケモンのため」につながると考えています。

さらに幅の広いコンセプトに挑戦していきたい
この仕事のおもしろさは、どんなところでしょうか?
企画から運営まで一気通貫してできるところが、おもしろいですね。裁量権がある分、責任もありますが、ポケモンセンターのプロである意識はしっかり持ち、お客様に楽しい体験を提供し、商品と思い出を持ち帰ってもらうことを目指しています。
最後に、K.Kさんの今後の展望をお聞かせください。
ポケモンセンター出張所やポップアップストアは、ポケモンとさまざまなテーマとの組み合わせ次第で、あらゆる魅せかたの可能性があると思っています。
自由にチャレンジできる環境なので、ポケモンの世界観を守りつつ、幅広い魅せかたにチャレンジしたいです。
