株式会社ポケモンのビジョンをシンプルに表現すると、「ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の両方を豊かにすること」と言えます。
ポケモンのゲームをプレイされた方も多くいらっしゃると思いますが、そこには、ゲームの中の冒険世界(=仮想世界)で旅をする面白さがあると思います。また一方で、ゲームの中で育てたポケモンを、現実世界の友だちのポケモンと交換したり対戦させたりすることを通して、交流が深まり友情が生まれることもあるでしょう。 そして、友だちと交換したポケモンを連れて再びゲームの世界に入ると、新たな発見や進化があり、ゲーム世界の体験がより奥深いものになる。
ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の両方が豊かになるとは、まさにそういうことです。
ポケモンの仮想世界と私たちの現実世界がより魅力的なものになるよう、常に新しい挑戦をし続けているのが、株式会社ポケモンなのです。
ポケモンはゲームから生まれ、さまざまな遊びのルールや映像表現や立体物によって個性や多様性が付加されて、その存在感が強化されてきました。そのようなユニークなポケモンたちと一緒に、私たち自身の個性や多様性が拡張すれば、それは素晴らしいことだと思いませんか?
わが社は、社員一人ひとりがお互いの個性をしっかり認めながら、それぞれのポジションで役割を果たす、そうした集団でありたいと思っています。
ポケモンは、いまや世界中の人に楽しまれるコンテンツとなりました。わが社も現在、シアトル・ロンドン・ソウル・上海に海外事業をプロデュースするグループ会社を展開し、ビジネス規模の約6割を海外が占めるほどになっています。
いま、私たちが求めているのは、世界中の人々を楽しませるためにポケモンをプロデュースしたいと考える人です。
ポケモンのファンだから、株式会社ポケモンに応募する––––そうしたこと自体は歓迎しますが、わが社は、ポケモンをプロデュースする会社ではあっても、決して「ポケモンのファンクラブ」ではありません。
ポケモンというコンテンツに携わりたいという想いは、もちろん大切です。しかし、ポケモンを題材にしたありきたりなグッズやサービスをつくっても、そこには何もサプライズがないし、ポケモンという価値を「消費」してしまうだけです。
むしろ、これまでにない新しい遊びやサービスを創り上げたいという熱意や好奇心こそが欲しいのです。極端なことを言ってしまえば、「ポケモンのことはあまり詳しく知らない」という人でも、そういった熱意と好奇心があれば、わが社は大いに歓迎します。
- 石原 恒和Tsunekazu Ishihara
- 1957年三重県鳥羽市に生まれる。1983年筑波大学大学院芸術研究科修了。ゲームプロデューサーとして数々のゲームソフト開発に携わり、1995年に株式会社クリーチャーズを設立。96年には後に連なる全ポケモン関連商品の原点となった「ポケットモンスター赤・緑」をプロデュースし、その後、ポケモンソフト全作品にプロデューサーとして携わる。1998年、ポケモンセンター株式会社(現・株式会社ポケモン)設立と同時に代表取締役社長に就任。現在は、株式会社ポケモンにおいて、ゲーム、カードゲーム、テレビアニメ、劇場映画、などポケモン全体のブランドマネジメントを手がける。
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