ポケモンだからこそ、できる仕事がある。 働く場としてポケモンを選んだ 若者たちが描く未来とは。
小島 彬
2016年4月入社
マーケティング本部 営業企画部
早稲田大学 文化構想学部
文化構想学科
ゲーム・ポケモンカードゲームの営業企画を行う部署で、流通・小売事業向けに販促施策の企画提案を行う。イベントの設計やノベリティの製作、販促物の展開、売り場づくりなど幅広い業務のほか、イベントやYouTube動画への出演もしている。
髙草 真生
2016年4月入社
マーケティング本部 宣伝企画部
慶應義塾大学 環境情報学部
環境情報学科
テレビCMや雑誌、Web媒体を活用してゲーム・トレーディングカードゲームのプロモーションを行う部署で、主にSNSとイベント企画を担当。どのようにしてポケモンを知ってもらうか、どうやってイベントに参加した子どもたちに楽しんでもらうかなどを企画・実施している。
寺田 佑貴
2016年4月入社
Pokémon GO 推進室
名古屋大学大学院 工学研究科
電子情報システム専攻
『Pokémon GO』のプロデュースを担う部署で、主にNiantic, Inc.(ナイアンティック)とともにアプリの開発・運用を担当。ポケモンの世界観を踏まえて『Pokémon GO』をデバッグすることと、Webで展開する告知の担当をしている。
林 祐衣
2016年4月入社
開発本部 アプリ事業部
名古屋大学大学院 工学研究科
分子化学工学専攻 工学博士
株式会社ポケモンがリリースするアプリの企画・運用を担当する部署で、アプリの開発支援・リリース管理・運用の幅広い役割を担う。
担当タイトル:「ポケとる スマホ版」、「ポケモンコマスター」、「はねろ!コイキング」
的場 昴樹
2016年4月入社
リテール本部 商品部
東京藝術大学 音楽学部
音楽環境創造科
ポケモンセンターで展開するオリジナル商品の企画やライセンス管理を担う部署で、主にポケモンセンターオリジナル商品の企画を担当。リサーチを含む企画立案から、売り場に商品が並ぶまでの幅広い工程を管轄している。
世代や国境を越えて
愛されるポケモンは、
沢山の人を喜ばせることができる
- みなさんが株式会社ポケモンに入社したいと思ったのは、ポケモンが好きだったからなのでしょうか?
- 小島 僕と林と高草は、好きですけど、詳しいかと言われたら……当時はあまり……。的場と寺田は、ポケモン大好きというイメージがありますね。
- 的場 僕はゲームの中でポケモンが1番好きです!物心ついたころから、アニメ化もされていたので、「一緒に成長してきた」という感覚があります。
-
寺田
僕もそうですね。最初にやったのは初代の『ポケットモンスター 赤』なので、ポケモンと一緒に歴史を刻んできたというか。
子どものころだけじゃなく、大学生になってもまた楽しめたので、奥が深いゲームだなと思っていました。 -
髙草
僕は、初代から『ポケットモンスター ルビー・サファイア』まで遊んでいました。ポケモンに対しては、今でも老若男女、国内外問わず遊ばれているコンテンツだっていう実感があって、世代や国境を越えて愛されているところに惹かれて入社しました。
学生のころ、イベントを運営したり、映像制作をしたりしていて、そのなかで「自分が作ったもので誰かを楽しませること」に手ごたえを感じていました。
ポケモンなら、世界最大級の規模で人を楽しませることができるんじゃないかっていう予感がしていました。 -
小島
実はこの会社に入るまで『ポケットモンスター 緑』と『ポケットモンスター ピカチュウ』しか遊んだことはありませんでした。
ただそんな僕も、ポケモンはゲーム以外にもカードゲーム、アニメ、映画、グッズ、アプリなど幅広く展開されているのは知っていたので、そのポケモンビジネスをより世界中で盛り上げていきたい、また世の中の人を笑顔にしたいという気持ちで入社しました。
世界で人気のあるキャラクターコンテンツはポケモン以外にもありますが、ほとんどはアニメやマンガが原作で、ゲームが原作というのはポケモンくらいしかないと思っています。そんなポケモン"ならでは"の部分にも惹かれました。 -
林
私もポケモンは幼いとき以来、ほとんど遊んだことがありませんでしたが、就活をしようと思ったときに、いままでの経歴は関係なく、会社にマッチしている人を採用している企業にエントリーしたいなと思っていたんです。
特に分野にこだわらずに就活をして、最終的に大学院で勉強していた内容に関する仕事をすることになるかもしれないし、全く違う分野の仕事でも、おもしろいかなと思って。
ポケモンは、当時エントリーに企画書提出が必須だったので、その内容で判断してくれる企業かもしれないと思い、エントリーしたのがきっかけです。実際に、そういうところを見てもらってたんだな、と今でも思っています。
面接のときは、もちろん大学で勉強してきた内容も聞かれましたが、その内容がすばらしいか否かではなく、考え方や人を見ているなと感じました。実際に会社で働いている方々が、この会社に合うと判断していただいたのであれば、ポケモンにあまり詳しくない私でも、この会社で活躍できる場があるかもしれないと思ったのが入社の決め手です。
新しい価値を生み出す、部署を超えた社員同士のつながり
- 入社後、会社の印象は変わりましたか?
-
的場
入社後、より好きになりましたね。
就活のとき、僕が面接を受けたなかでは「落とそうとしている」と感じた企業が多かったんです。ふるいにかけるというか。でも、この会社は「本当に合う人を探して、採用しようとしている」と感じました。
今も、どの部署の先輩も歓迎してくれます。やりたいことを聞いてくれるし、「今ならこれができるね」とか「今度、一緒にこれをしたいね」という話になるんです。
僕たちがやりたいことと、会社としてできることをマッチさせて、最大限に個性を活かそうとしてくれます。 - 寺田 ポケモンって、いろんなメディアがミックスして成長してきたので、いろんな部署の先輩たちと仕事をする機会があるんです。仕事するたびに、あの人と仲良くなって、この人と仲良くなって……というのが、楽しいですね。「ポケモンならでは」だと思います。
- 小島 僕も、「いろんなことができそう」と考えていたとおり、部署を越えて企画・製作ができることが、本当に楽しいです。業務外でも、先輩たちと遊びますしね。もちろん、同期や後輩も。さらに関わりのある他社の方まで交えて、ゲームをやったりもしています!
それぞれが、仕事を通して得たもの
- これまで、仕事を通して心に残っていることや自信になったことはありますか?
-
寺田
僕が入社した2016年4月には、『Pokémon GO』はまだ世に出ていませんでした。7月の配信開始を目前に、まだテスト段階。しかも、テスターさんからの評判にも良くない部分があったんですね。でも、地道に改善を重ねてリリースした結果、大ブームになって……。
「自分が関わっていることがこんなに世界を動かしているなんて、すごい!」と、ポケモンのコンテンツ力を思い知りました。とてもいい経験でした。 -
的場
僕は、ポケモンセンターオリジナル商品のすべての工程を管理しています。
自分自身でゼロから生み出す企画立案に始まり、校正から量産までの進行管理をしたり、宣伝プランを担当者と練ったり、店舗や倉庫への納品まで行い、更に発売後も売上調査やお客様からのお問い合わせに対応したり、盛り沢山です。
例えばポケモンセンターのリニューアルオープン記念とか、ゲームソフトの発売記念とか、時にはちょっとニッチなポケモンにフォーカスしたシリーズとか、苦労を乗り越えて世に送り出したグッズが大勢のお客様を笑顔にしているのを見てきて、とても自信が持てましたね。 - 小島 的場くんはヒットメーカーなんですよ。
-
的場
もちろん、毎回ヒットを飛ばせる確信があるわけじゃないんですが、いろいろな工夫を凝らしているつもりです。
例えば世の中のファッションやアイテムの流行、あるいはイベントやゲームの最新作の要素など、ポケモンにおける流行を取り入れたり。
特にファンのリアクションには常にアンテナを張っていて、何を求めているのかリサーチするようにしています。
経験則ですが、フィーチャーしたポケモンの魅力をすべて引き出して、そのポケモンのことが大好きなすべての人に買ってもらえるように……と考えたものは、売れる傾向にあると感じています。 -
小島
僕の部署は、営業企画という名前のとおりゲームソフトやトレーディングカードを扱っている流通小売の法人に営業をすることと、全体の販売の戦略などを企画しています。
毎日、「このゲームはどんな人が買うんだろう?」「どういうプレイをするんだろう?」「どんな売り場にしたら目立つかな」とディスカッションしています。
そうやって長いものは1年以上かけて、企画から発売してまた発売後まで商品を見ていくのですが、その過程すべてを体験できるって、すごく貴重なことだと思っていますし、それを経験したことはとても自信になりました。 -
高草
僕は、次世代ワールドホビーフェアというイベントでの経験が思い出深いです。次世代ワールドホビーフェアは、様々なゲームやおもちゃが一同に集まる年二回開催のイベントなのですが、会場は他社コンテンツでひしめく、まさに群雄割拠の状態。
たくさんのコンテンツに目を輝かせている子どもに対して、どうやったらポケモンに目をとめてもらえるのか、どうしたらイベントとして楽しんでもらいながら商品宣伝につなげることができるのか、といったことを考え、ゲームのワザをリアルに再現できる体験システムを上司と一緒にイチから作ったりもしました。
そういった自分たちで考えてきたもので楽しむ子どもたちを、ダイレクトに目の当たりできることは大きな達成感を得ますし、自信にもなります。また、配属時はサポートという立場で関わっていたのですが、今準備している開催からは主担当という立場でポケモンブース全体を自分で取りまとめることになり、「任せてもらえた」という意味でもとても大きな自信になっています。 -
林
私は、ポケモンのアプリを配信しているすべての国と地域で同様のサービスが提供できるように、開発会社と海外の翻訳チーム・国内外の法務などと連携をとりながら調整を行う仕事を担当しています。
たとえば、「この国の税金変わったからこうしなきゃ」とか「新しい法律が施行されるのに合わせてゲーム内の仕様を変更をしなきゃ」とか。細かな気配りが必要で責任も大きな仕事なんですが、それを問題なくやり遂げたことが自信になりました。国内外のユーザに同時に同じサービスを提供できるアプリはあまり多くないので、そこに関わることができたのはとても貴重な機会だったと感じています。 -
寺田
僕もアプリに関わっていて、これまで勉強してきたことの強みを活かせた、と思うことがありました。
大学院で情報系の勉強をしてきたので、アプリのデータ構造に理解があるんですが、意見を伝えるときにもテクニカルな部分を絡めて話をすることで、開発元のエンジニアもだんだん自分のことを信頼してくれて、自然と意見を求めてくれるまでに関係構築できました。
今、それぞれが描く目標と未来
- みなさんの、これからの目標を教えてください。
-
寺田
理系出身の人間だからこそやれることを、もっと追求したいです。たとえば、『Pokémon GO』がリリースされた当時、ARはそこまで新しい技術ではありませんでしたが、活用例が少なかったので知らない人も多い技術でした。それが『Pokémon GO』を通じてこんなに一般化しました。『Pokémon GO』をヒントに新しいビジネスを展開する人たちも増えて……。
エンターテイメントの力で“技術”を広めていくって、素晴らしいなと。
『Pokémon GO』のチームで働いているうちに、「ポケモンを通じて新しい技術の発展に貢献していく」というのが、人生を捧げてもいいほどのテーマなのかもしれないと思うようになりました。 - 的場 でも、入社前「せっかく理系の大学院を卒業するんだから……」と、ポケモンに就職するのを、反対されていたんだよね。
-
寺田
そうだね。僕の学科から進む道としては王道の、通信系企業にも内定をいただいていたんです。だから、ポケモンへの就職は、教授にも母にも猛反対されました。でも、父が「必要とされるとこにいきなよ」と言ってくれて。
ポケモンには技術職はありません。でも、理系の自分だからこそできることがきっとあるんだろうなと。だからこそ内定をくれたんだと思ったんです。
だから、自分の「好き」を貫くことにしました。 - 高草 僕も、自分の「好き」である「ゲーム好き」を活かして、新しいゲームタイトルのプロデュースに関わりたいです。ポケモンの中でもまだ作れていないような新しいジャンルのゲームを手がけたいですね。
-
林
私は、いま具体的な目標があるわけじゃないんです。でも、この会社って、やりたいことができたとき、なんでもできる会社です。
やりたいことは明日みつかるかもしれないし、5年後かもしれない。いつかはわからないけど、みつかったときに動き出せる心構えでいたいと思っています。 -
小島
本当に、この会社はポケモンにとってプラスになることを誰もが発案して、実際に行動に移すことができるので、可能性が無限なんですよね。
自分がゼロから手がけた新しいプロジェクトで、笑顔になれる人をもっと増やしたい。日本中、世界中に広げたいと思っています。 -
的場
僕は、自分自身の手でポケモンに触れること、が目標ですかね。
ポケモン達に現実世界に来てもらうのか、僕達が仮想世界に行くのか、方法は模索中なんですけど。
子どもの時からずっと思い描いている、一番わくわくする夢って、ポケモンと一緒に旅をすることなんですよ。
ピカチュウを肩に乗せたいとか、ラプラスに乗ってみたいとか。ポケモンの高さや重さ、体温や匂いを直接感じ取ってみたいとか。
お気に入りのポケモンと一緒に毎日を過ごせたら最高じゃないですか。
今、現実と仮想の境界って、どんどん曖昧になってきていますよね。
社是でもある「ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の双方を豊かにすること」を自分なりに突き詰めていって、いつかその境界線を越えたいです!